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ガーベラの花言葉/溢れるポジティブマインドで復興支援!

Written by すずき大和

花を一輪手に持った有名人らが、

「はな~は、はぁ~なは、花は咲くぅ~ ♪」

と、歌う映像をNHKが流し続けて、もう何年経つことでしょう。

おかげで、日本ではガーベラのイメージが、すっかり

“災害復興支援のシンボルの花”

と、なっているかもしれません。

ところで、あれになぜ、ガーベラの花が選ばれたのでしょう?

それは、ガーベラの持つ明快なイメージと、それを反映したたくさんの花言葉が、まさに、傷ついた人と町を応援するのに相応しいメッセージを届けてくれものだからです。

知っていましたか?
ガーベラには、色別、品種別のものを含めて実にたくさんの花言葉がついています。とてもここですべて紹介できないので、外国や品種別のものは、今回はだいぶ端折りました。

そんなにたくさんの花言葉の中に、ネガティブな言葉はほとんどありません。前向きで素敵な言葉が溢れる、めちゃめちゃポジティブな花なのです。



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もくじ

ガーベラの花言葉

ガーベラ全般の花言葉

『希望』
『常に前進』

西洋の花言葉

『cheerfulness(上機嫌、元気)』(英)
『beauty(美)』(英)
『amour profond(深い愛)』(仏)
『tendres pensées(柔らかい思考)』(仏)
『alegría(喜び)』(西)

色別の花言葉

赤花の花言葉

『燃える神秘の愛』
『前向き』
『限りない挑戦』
『passion(情熱)』(英)
『love(愛)』(英)
『romance(ロマンス)』(英)

ガーベラ赤


白花の花言葉

『律儀』
『純潔』
『希望』
『purity(純粋)』(英)
『innocence(純真・無邪気)』(英)

ガーベラ白


黄花の花言葉

『究極美』
『究極の愛』
『親しみやすい』
『warmth(優しさ、暖かさ)』(英)
『sunshine(太陽の光)』(英)
『friendliness(親しみやすい)』(英)

ガーベラ黄


ピンクの花言葉

『崇高美』
『熱愛』
『童心にかえる』
『appreciation(感謝)』(英)
『compassion(思いやり)』(英)

ガーベラピンク


オレンジの花言葉

『我慢強さ』
『冒険心』
『探求心』
『patience(忍耐)』(英)
『You are my sunshine(あなたは私の太陽だ)』(英)

ガーベラオレンジ


青花の花言葉

『若き貴婦人』
『神秘』

ガーベラ青


レインボーカラーの花言葉

『友情』

ガーベラ虹色


ガーベラってどんな花?

世界に2000種の園芸種

ガーベラの原種は、南アフリカや熱帯から温帯のアジアに40種類ほど確認されています。西洋に入ってきたのは19世紀終盤で、比較的園芸種としての歴史は浅いです。

最初の原種は、一重咲きのとてもシンプルな赤い花でした。乾燥にも強く、ヨーロッパにもよく根付きました。多くの育種家によって、あっという間に様々な改良品種が作られました。

暖系色を中心に花色が次々増えていき、八重咲や“スパイダー咲き”と呼ばれる針のような細長い花びらの品種なども生まれ、花丈も高いものから小型のものまでバリエーションがどんどん広がりました。伴って、花の人気も急速に高まっていきました。今では、2000種を超える園芸品種が、世界中で愛されています。

切り花の大人気種

日本に最初に入ってきたのは大正時代ですが、人気が出て多く流通するようになったのは、戦後です。

花壇や鉢植えで種をまいて育てている人もたくさんいますが、日本では特に切り花の人気が高いです。シンプルな花姿と明るく鮮やかな色合いが好まれ、丈夫で花持ちがいいので、アレンジメントや室内の花瓶の花として、とても重宝されています。

花言葉の由来

明るく大らかな心にしてくれる花

こんなに世界の人々に愛されている理由は、シンプルで力強い姿、鮮やかで多彩な色を持ち、陽の光を浴びて咲き乱れる様子が、見る人の心を明るくしてくれるからに他なりません。

白やペールカラーの品種もありますが、一般的には赤、ピンク、黄色、オレンジなどの華やかで暖かい色が印象的です。空に向かって平らに大きく開く花は、見ているだけでなんだかとても元気が出てきます。

そんな印象から、前向きで積極的、明るくて、愛や希望が感じられる花言葉がたくさん付けられました。新たな挑戦や未来に立ち向かう好奇心や勇気が湧いてくるような花言葉もあります。

色別・品種別の花言葉

色別の花言葉は、色のイメージをやはりポジティブにとらえた表現が並びます。

暖系色の多いガーベラには、青花は本来ありませが、白花を染めて青やレインボーカラーにした品種も商品化されています。自然に存在しない色には、色別花言葉はなかったのですが、最近、販売戦略として、人工色にも新たに花言葉をつける花屋さんか現れました。

今も毎年多くの新種が生まれている花ですが、開発者がオリジナル花言葉をつけることが多いので、品種別花言葉もたくさんあります。一例をあげるとこんなところです。

  • 『マイペース』
  • 『芯の強い人』
  • 『友情』
  • 『儚い気持ち』
  • 『ひかえめ』
  • 『幾何学的思考』
  • 『日向ぼっこ』
  • 『独創性』
  • 『ひたむきな愛』
  • 『陽気に誘われ』
  • 『平静』
  • 『素直』
  • 『恋の炎』
  • 『正々堂々』

なんだか素敵な個性を尊重するような言葉が多いですね。

被災地の復興はまだまだ道半ば以前ともいえますが、これからもガーベラを掲げて、前向きな気持ちで、希望をもって、被災地が歩み続けていけることを願います。被災者も応援する人も、自分のできることを探し続けていきましょう。

ガーベラの基本データ

分類: キク科ガーベラ属
学名: Gerbera ガーベラ(属名)
和名: 大千本槍(おおせんぼんやり)
別名: 花車(ハナグルマ)
英名: Gerbera,African daisy,Transvaal daisy,Barberton daisy
開花時期: 4~10月 春~初秋の花
花色: 赤、ピンク、白、黄、オレンジ、緑、青、紫など
草丈: 10cm~80cm 多年草
花持ち期間: 5~10日
原産地: 南アフリカ、アジア


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。