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カランコエの花言葉/紅弁慶は頑丈で強い?実はデリケートな大男

Written by すずき大和

カランコエ属は、マダガスカル島やアフリカ南部原産の多肉植物(サボテンのように茎や葉の内側に水を貯蓄するタイプの植物)の仲間です。乾燥に強く水やりの手間がラクです。園芸用の栽培種は、どれも小さな花をたわわに付けます。

初心者向きの鉢植え花として、日本でもとても人気があります。

カランコエの代表種カランコエ・ブロスフェルディアナの和名は

「紅弁慶(ベニベンケイ)」

同じベンケイソウ科の近種ベンケイソウとも似ています。どちらも

  • 多肉植物らしい肉厚な葉や茎の外観
  • 乾燥に強い
  • 世界の様々な地域の環境に順応して広まっている

などの特徴が強い生命力を連想させ、ずば抜けて強い大男として知られる“弁慶”に例えられました。

花言葉にも、そんな弁慶のイメージが反映された言葉が入っています。



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もくじ

カランコエの花言葉

日本の花言葉

『たくさんの小さな愛』
『幸福を告げる』
『あなたを守る』
『大らかな心』
『柔軟性』

西洋(英語)の花言葉

『popularity(人気、人望)』

カランコエってどんな花?

世界中で100種以上

18世紀、フランスの探検隊がマダガスカル島で初めて発見して持ち帰り、以後、ヨーロッパの園芸家に広まっていきました。特にドイツで盛んに品種改良が進みました。

その後、アジアやアメリカ大陸にも広まり、更に新たな改良種も生まれ、現在は100種以上が世界各地で自生、栽培されています。

日本のポピュラー品種

多様なカランコエ属の品種の中には、草丈の低いもの、高いもの、花の形も色も多様にあります。日本で一般に「カランコエ」の商品名で売られているのは、以下の2タイプです。

1,「紅弁慶」とその改良種

紅弁慶は、4ないし5枚、または八重咲の花びらが平らに開いた星形の花が付きます。

タイトル写真は紅弁慶で最も多い赤花の種です。

2,俗称「エンゼルランプ」

カランコエ・ウエンディー、カランコエ・ユニフローラなど、釣鐘形の花を下向きに付ける品種の総称です。

カランコエ・ウエンディー


変わりダネタイプ

3,観葉植物

カランコエは、多肉植物らしいぽってりした厚みのある葉っぱが「可愛らしい」といわれることも多いです。中には、まだら模様やうぶ毛に覆われたタイプなど、葉に特徴がある品種もあり、観葉植物として出回っているものもいくつかあります。

下の写真は、「月兎耳(つきとじ)」と呼ばれる、ビロードのようなうぶ毛に覆われた細長い葉が特徴的な品種です。確かに、兎の耳のように見えます。

カランコエ月兎耳


花言葉の由来

『たくさんの小さな愛』

小さな花がたわわに咲く姿にちなむといわれています。

『幸福を告げる』

釣鐘形の花が、幸せを告げる鐘のように見えた、と解釈されています。

『あなたを守る』

生涯をかけて義経を守り従った弁慶のイメージに由来します。

『大らかな心』『柔軟性』

世界の多様な土地にも馴染み安く、花を咲かせているところからきています。

『大らかな心』については、弁慶のイメージとする解釈もあります。

『popularity(人気、人望)』

西洋で花言葉がついた経緯の真相は、調べきれませんでした。

  • たわわに花が付く様子を、多くの人の支持を集める姿に見立てた
  • 世界中に広まり、多様な改良種が生まれ、多くの人から愛されてきた

という2通りの仮説がネット記事で紹介されていました。

本当はとってもデリケートな一面も

短日植物

カランコエは、日の当たる時間が一定以下になると花芽を作り始めます。こういう特徴のあるものを

「短日植物」

といいます。

自然な環境下で育てていると、だいたい11~4月くらいの間が花期になります。花屋さんでは、もっと長い間出回りますが、花期を外れる時季のものは、人工的に光の当て方を制御して咲かせた栽培種です。

逆に、いつまでも照明が当たる環境に置いておくと、冬になっても花が咲かない場合があります。屋内で電気が当たってしまう場合は、夕方過ぎたら箱を被せて暗くする、などのケアが必要です。

意外と弱い

弁慶に例えられるほどですから、頑丈で物凄く強い植物のように思えるかもしれません。が、実際は、厳しい暑さ・寒さには弱い一面があります。

多肉植物ですから、乾燥には確かに強いですが、夏の直射日光に当てていると、日の当たっている部分の温度が高くなりすぎて、細胞が死んでしまいます。この現象は「葉焼け」と呼ばれ、美しい黄緑色の葉が茶色く変色して枯れたようになってしまいます。

多肉植物というと、サボテンのイメージが強いので、直射日光に強いと思われがちですが、カランコエの原種は砂漠ではなく、ジャングルのような森の中に自生しているので、日陰で風通しがいい所が好きなのです。

また、乾燥に強い分、湿気に弱く、ちょっと水をやりすぎるとすぐに根が腐ってしまいます。葉に直接水をかけていると、葉が腐ることもあります。

もともと亜熱帯地方原産ですから、寒さにももちろん弱く、特に霜は大敵です。冬は、屋外放置できません。

たわわな花や、美しい葉を楽しむためには、屋内で日に当てず、秋以降は夜間の照明も当たらないよう、気を使ってあげないといけません。屈強の大男というより、実はデリケートなお姫様みたいな一面もある植物なのです。

カランコエの基本データ

分類: ベンケイソウ科カランコエ属
学名: Kalanchoe カランコエ(属名)
和名: 紅弁慶 (K. blossfeldiana種の名称)
英名; Kalanchoe
開花時期: 11~5月 冬~春の花
花色: 赤、ピンク、白、黄、オレンジなど
草丈: 10cm~50cm 多肉植物
原産地: マダガスカル島、東アフリカ、南アフリカなど


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。