冬の花の花言葉

ヒイラギの花言葉/クリスマスのは別物?日本の柊は花盛りの季節

Written by すずき大和


スポンサーリンク

「ひいらぎ 飾ろう ファララララーラ ラララー ♪」

という歌も流れるクリスマスシーズン、トゲトゲ葉っぱに赤い実のヒイラギの飾りやイラストを、街の至るところで見るようになります。

英語で「クリスマスホーリー」と呼ばれるあの木は、イエス・キリストの足元から生えた植物といわれ、キリスト教文化の国では「聖なる木」と呼ばれています。

クリスマスホーリーは、日本語では「西洋ヒイラギ」と呼ばれます。

日本の「ヒイラギ(柊)」とは、実は全く別の種類の木です。

柊は、クリスマスには実を付けません。年末は丁度開花の時季で、白い可愛い花をたわわに咲かせています。

そして日本の柊もまた、昔から、邪気・邪鬼を祓う力がこもった「神聖な木」とされてきました。花には、邪鬼祓いパワーに由来する花言葉がついています。



スポンサーリンク

ヒイラギの花言葉

日本のヒイラギ全般の花言葉

『用心深さ』
『用心』
『保護』
『あなたを守る』
『歓迎』
『先見の明』
『剛直』

ヒイラギってどんな花?

どんな木?

クリスマスホーリーの「ホーリー」はモチノキ科モチノキ属(学名:Ilex)の英名です。日本の柊は、葉っぱが似ているため英語で「チャイニーズホーリー」と呼ばれています。が、実はモチノキ属ではなく、金木犀などと同じ“モクセイ科モクセイ属”の木です。

病気や衝撃にも強靭な耐久性がある丈夫な木です。幹はとても堅いですがしなやかな木質で、日用品や器具の部品、印鑑などの素材として重宝されてきました。

また、トゲトゲの葉っぱは刺さると痛く、塀沿いに植えると実際泥棒除けにもなります。鬼も柊の葉に目を突かれて逃げて行った、という逸話があって、平安時代の頃から邪鬼の侵入を防ぐ力が宿っていると信じられてきました。今も、節分に鰯の頭を刺した柊を玄関や門に飾り、邪鬼祓いする風習が残っています。

柊鰯


どんな実?

柊は初夏の頃、ぶどう形の黒紫色の実が付きます。クリスマスのヒイラギとはだいぶ違うビジュアルです。

柊・実


柊の花言葉を案内するネット記事の中には、クリスマスホーリーの写真を使っているサイトも少なからず見られます。

赤い実の写真は柊ではありません。

花言葉ももちろん違うので、間違えてプレゼントしないようお気をつけください。

どんな葉っぱ?

トゲトゲの葉が特徴で、枝の上から見ると、2枚の葉が対になるように向かい合って双葉のように付いているのがわかります。

柊・葉


これに対し、西洋ヒイラギは、互い違いに葉がついていく特徴を持っています。実のない季節にヒイラギの木を見た時は、葉の付き方で、モチノキ属かモクセイ属か判断してください。

また、どちらの木も樹齢が若いほど葉っぱのトゲが鋭くたくさんある、という特徴があります。柊は老木になってくると、だんだんトゲが減ってきます。西洋ヒイラギのほうは、もっと早くトゲがなくなります。若木の時はトゲトゲですが、大きく高い木の多くは、楕円形の葉っぱになっています。

ネットの写真をよく見ると、赤い実のヒイラギの写真の中には、葉っぱの淵が丸みを帯びているものもたくさん見つかります。

どんな花?

柊の花は、葉の付け根近くにまとまって咲きます。咲き方も金木犀に似ていますが、モクセイ属の花の特徴として、柊の白い花にも、独特の甘い香りがあります。

が、チクチクする葉っぱのせいで、なんとなく近寄りがたい雰囲気があり、そんな所も邪鬼祓いオーラが出ているような気にさせます。

花言葉の由来

近寄りがたさは用心深さ

『用心深さ』
『用心』
『保護』
『あなたを守る』

邪気も邪鬼も祓う、近寄りがたいですが、強そうな雰囲気からついた花言葉です。

どんな邪悪なものからも用心深く守ってくれる神聖な木に守られたお家ですから、大事なお客様はぜひご安心しておこしいただいて大丈夫ですよー、ということで、

『歓迎』

ですね。

先々安心するために必要なこと

『先見の明』

これは、若木の時は鋭いトゲトゲの葉っぱが、老木になるとやがてはトゲのない丸みのある葉になってしまう点から生まれた花言葉です。

“若いうちに必死で頑張っておくと、先々安心して暮らせるぞ”

という教訓と捉え、故に、柊のように生きるということは、先を見越して人生を選択していく「先見の明」を持つこと、というわけです。

堅くて丈夫な木質の気質

『剛直』

これは、とても強い気性の人が、その信念を何があっても曲げない様子を表す言葉です。
大木槌の素材にされるくらい、堅くて強靭な木質の木を性格に表した花言葉でしょうか。

クリスマスの華やかさとはちょっと異なるニュアンスですが、日本の聖なるヒイラギは、なんだかとっても神がかり的に強いおまじないになりそうです。

いろいろな宗教を混合して受け入れるのが得意な日本ですから、赤い実のヒイラギだけでなく、白い花の柊も飾って、東西の神様にがっちり守られたクリスマスにしてみてもいいかも・・・って、罰当たっちゃっても、自己責任てことでお願いします!?

ヒイラギの基本データ

分類: モクセイ科モクセイ属
学名: Osmanthus heterophyllus オスメンサス・ヘトロファイラス
和名: 柊
別名: 疼木(ヒイラギ)、鬼の目突き(オニノメツキ)
英名: Chinese holly,False holly,Holly olive,Holly osmanthus
開花時期: 11~12月 初冬の花
花色: 白
樹高: 2~8m 常緑中高木 
原産地: 東アジア


スポンサーリンク

筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。