春の花の花言葉

フリージアの花言葉/親友の名を付けた発見者の思いが導く花言葉

Written by すずき大和


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フリージアは、南アフリカのケープ地方原産の球根植物です。熱帯アフリカから南アフリカにかけての地域に原種が16種類確認されています。

原種は白花と黄花があり、強く甘い香りが特徴的です。

ヨーロッパに持ち込まれてから、イタリア、イギリス、オランダを中心に盛んに品種改良が進められ、オレンジ、ピンク、赤、紫など、の花色の園芸種が生まれました。

原種の白花やそれに近い品種が最も強い香りを放ちます。キンモクセイの花に似た香りといわれています。黄花も香りが強いですが、微妙に白花の種とは香りが異なります。

カラフルな園芸種は、白花や黄花に比べると、香りが弱くなっています。また、やはり花色によって少しずつ香りが違います。総じて、フルーツのような甘酸っぱさを感じる爽やかな香りです。



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フリージアの花言葉

フリージア全般の花言葉

『純潔』
『感謝』
『親愛の情』
『友情』
『信頼』

赤花の花言葉

『純潔』

フリージア赤花


白花の花言葉

『あどけなさ』

フリージア白花


黄花の花言葉

『無邪気』

フリージア黄花


紫花の花言葉

『憧れ』

フリージア紫花


淡紫の花の花言葉

『感受性』

フリージア淡紫の花


西洋(英語)の花言葉

『innocence(イノセンス)』
『trust(信頼)』
『friendship(友情)』
『thoughtfulness(思いやり)』
『sweetness(甘味、甘さ)』

フリージアってどんな花?

春の香りのいい花

フリージアの園芸種が日本に初めて入ってきたのは、明治の後半でした。花茎の先端の片側だけに小さなユリのようなラッパ型の花が並んで咲く独特の花姿と、良い香りが、日本人にもとても好意的に受け入れられ、広まっていきました。

「浅黄水仙(アサギスイセン)」

という和名がつきました。浅黄は花色を表します。スイセンとは別種の草なので、あまり似てはいませんが、当時、春の黄色い花というと、スイセンの中央の所の色が思い浮かんだのかもしれません。

「香雪蘭(コウセツラン)」

は、中国語の表記を日本語読みした別名です。

春盛りの頃に咲く花はとてもたくさんありますが、フリージアは、良い香りを放つ春の花の代表のような印象があります。

花言葉の由来

友情と信頼

フリージアを最初に発見して西洋に紹介したのは、デンマークの植物学者「エクロン(C.F.Ecklon)」です。

学名の体系に新種を加える時、発見者が植物学者の場合は、多くは自分の名前を学名として付けます。が、エクロン先生は、自分の名ではなく、それまで自分の研究を励ましながら気持ちの面で支えてくれた親友の名前を付けました。

友人は、ドイツ人の医師の「フレーゼ(F.H.T.Freese)」です。

彼に対する友情と感謝を込めて

「Freesia フリージア」

という学名(属名)が付けられました。

この花名の由来の話が伝わり、西洋の国々では、フリージアは

「友情」と「信頼」を象徴する花

とされてきました。

英語の花言葉には、その意味付けが反映されています。

『innocence(イノセンス)』
『trust(信頼)』
『friendship(友情)』
『thoughtfulness(思いやり)』

日本語の花全般の花言葉も、ここに準じています。

『純潔』
『感謝』
『親愛の情』
『友情』
『信頼』

イノセンス

『innocence イノセンス』

という単語は、人の心が曇りなく純粋なさまを表している言葉です。

日本語では、前後の脈略に合わせて、

  • 無邪気
  • 天真爛漫
  • 純真
  • 潔白
  • 無実
  • 純潔
  • 清純

・・・などといろいろに訳されます。

花言葉としてもよく聞く単語です。

色別の花言葉になる時は、白花の花言葉として「清純」「純潔」などとピュアな意味合いを強調した表現になることが多いです。が、フリージアの日本の色別花言葉は、このイノセンスの解釈(訳)のバリエーションで振り分けられているようです。

赤:『純潔』
白:『あどけなさ』
黄:『無邪気』
紫:『憧れ』
淡紫:『感受性』

赤花に『純潔』という花言葉が付くのは、とても珍しいですが、色のイメージと花の香りから連想された言葉がこれらの表現だった、という由来の説明(推測)がいくつかの文献で見られます。

甘い香りはお誘いのメッセージ

『sweetness(甘味、甘さ)』

これは、原種の花の香りの印象を表しています。

ちなみに、フランス語でも花言葉は『innocence(イノセンス)』ですが、プレゼントにする時は、人を誘惑するような甘い香りのイメージから、「招待状」の意味を込めて贈られる慣習があるそうです。

色別に招待のシチュエーション別微妙なニュアンスか分かれる、という解説もあります。多くは、恋愛感情の伝達の意味合いですが・・・・・愛の表現に特化されるのは、フランスの花言葉ではありがちで、お国柄が出ているのでしょうか。

フリージアの基本データ

分類: アヤメ科フリージア属
学名: Freesia フリージア(属名)
和名: 浅黄水仙(アサギスイセン)
別名: 香雪蘭(コウセツラン)
英名: Freesia
開花時期: 2~5月 春の花
花色: 白、黄、オレンジ、赤、ピンク、青、紫など
草丈: 20~50cm 多年草
花持ち期間: 7日前後
原産地: 南アフリカ・ケープ地方


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。