夏の花の花言葉

オジギソウの花言葉/何に見える?触った途端に葉が閉じる

Written by すずき大和


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夏になるとポンポンのような丸いピンクの花を咲かせるオジギソウ。もともとは南米原産種でしたが、古くから世界中に広まり、亜熱帯から温帯地域にかけて根付いている帰化植物です。

葉っぱに触ると、先のほうから付け根方向に、順にパタパタパタ・・・と葉を畳み始め、数秒のうちに全部の葉が連動して閉じてしまいます。最後は葉全体がカックンと下を向いて垂れる姿が、お辞儀をしているように見えるので、

「お辞儀草(オジギソウ)」

の名がつきました。小学校の教材に使われることもあったので、触って遊んだ経験がある人もいるでしょう。

オジギソウ属の学名「Mimosa ミモザ」も、ギリシャ語の「mimos(身振り、手まね)」という言葉から命名されました。西洋人は、お辞儀ではなく、“おいでおいで”の手まねに見えたのでしょうか。

が、いつの間にか、「ミモザ」の呼び名は、アカシア属の黄色い小さな花を咲かせる樹木の名称として使われるようになっていました。葉っぱの形がオジギソウに似ているので、初めは誤用だったと思われますが、西洋でも日本でも、「ミモザ」は一般的に黄色い花の名前で、オジギソウのことではなくなっています。



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オジギソウの花言葉

オジギソウ全般の花言葉

『繊細な感情』
『感じやすい心』
『デリケートな感性』
『感受性』
『敏感』
『鋭敏』
『謙虚』
『三枝の礼』
『失望』

西洋の花言葉

『delicate feelings(繊細な感情)』(英)
『sensitiveness(感受性、鋭敏)』(英)
『bashful(恥ずかしがり屋)』(英)
『modesty(謙虚)』(英)
『caring(思いやり)』(英)
『sensibilite(感受性、思いやり)』(仏)

オジギソウってどんな花?

どうして葉がパタパタ閉じていくのか?

オジギソウの葉は、直接触るだけでなく、温度や湿度の変化、振動を感じて閉じてしまう性質を持っています。地震を感じても閉じるといわれ、また、毎日夜になって気温が下がり、暗くなっても葉は閉じます。そこから、

「眠り草(ネムリグサ)」(和名)
「Sleeping grass(眠り草)」(英名)

という別名も持っています。

何のためにそんな特性を持ったのか?その理由については完全には解明されていません。自分の身を守るためと見られていますが、何から何を守っているかは、

  • 虫や鳥に葉をついばまれないように
  • 雨や風で葉が痛まないように
  • 寒さに弱いので、葉が冷えないように
  • 夜間に葉から水分が蒸発しすぎないように

など諸説あります。

どうやって閉じるのか?

なぜ閉じるのかははっきりとはわかりませんが、そのメカニズムは解明されています。

簡単にいうと、葉の付け根に油圧ポンプのような機関があり、中の水分がいっぱいな時は葉茎がピンとなっていますが、水分が抜けるとクタっとなってしまう、という仕組みです。通常は水分がたまってパンパンに張っていますが、刺激を受けるとカリウムイオンが放出され、カリウムの化学作用で液胞の水分が一気に排出されます。

しばらく放っておくと、ゆっくりとまた水分がいっぱいになり、閉じていた葉が開いていきます。

花言葉の由来

めちゃめちゃ敏感

葉が閉じる特性は、オジギソウ属全般に見られますが、世界中に分布し、一般的に「オジギソウ」と呼ばれるのは、

「Mimosa pudica ミモザ・プディガ」

という、ピンクの花が咲く品種です。

触っても風が吹いても、夜がきても、時には地震の前兆の揺れでも、葉が閉じてしまう、外界刺激に対して超敏感なところから、

一般的な英名は「Sensitive plant(敏感植物)」
フランスでは「Sensitive(敏感)」

などと呼ばれています。この花名はそのまま花言葉にもなっています。

『繊細な感情』
『感じやすい心』
『デリケートな感性』
『感受性』
『敏感』
『鋭敏』

『delicate feelings(繊細な感情)』(英)
『sensitiveness(感受性、鋭敏)』(英)
『caring(思いやり)』(英)
『sensibilite(感受性、思いやり)』(仏)

こうべを垂れる腰の低いやつ

『謙虚』
『三枝の礼』

『modesty(謙虚)』(英)

クタッと垂れ下がる葉を、頭を下げて相手を敬っている態度に見立てた花言葉です。

「三枝の礼」は古い慣用句で、小鳥が親鳥の三本下の枝に止まって、親への敬意を表していると伝える表現です。

“鳩に三枝の礼あり”

というふうに使って、要は「親を敬いなさい」と諭す言葉です。

あれ~、恥ずかしや・・・

『bashful(恥ずかしがり屋)』(英)

俊敏に葉が閉じるのはまた、人が恥ずかしくてパッと顔を隠す様に似ている、という見方から生まれた花言葉です。

学名Mimosa pudicaの「pudica プディガ」もラテン語で“内気”という意味です。

また、中国語の花名も「含羞草」(恥を知る草の意味)と表記され、日本でもオジギソウの漢字にこの表記を当てることがあります。

ガックシORZ

『失望』

日本語のこの花言葉は、がっかりして頭を垂れている姿と見た解釈でしょうか。西洋や中国にはない、ネガティブな単語です。

日本の花言葉は、全体的にあまり露骨なネガティブ表現はしない傾向があり、可愛らしい外観の花には特に珍しい例といえるでしょう。

オジギソウの基本データ

分類: マメ科オジギソウ属
学名: Mimosa pudica ミモザ・プディガ
和名: お辞儀草(オジギソウ)
別名: 眠り草(ネムリグサ)
    含羞草(オジギソウ)※中国語表記
英名: Sensitive plant,Sleeping grass
開花時期: 7~9月 夏の花
花色: ピンク
草丈: 20~30cm 日本では一年草
原産地: 南アメリカ


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。