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センニチコウの花言葉/1000日間色あせない!不朽のシンボル

Written by すずき大和

学名「ゴンフレーナ・グロボーサ(Gomphrena globosa)」も

英名「グローブ・アマランス(Globe amaranth)」も

“丸いケイトウ”という意味です。

・・・・なんともそっけない命名です。

それに対して和名は、

「センニチコウ(千日紅)」または「センニチソウ(千日草)」

“1000日間鮮やかな花色を保ち続ける花”

という意味です。とっても神秘的でドラマチックな響きです。

「えっ!いくら何でも1000日間咲き続けるのは無理でしょ」

と、思ったあなた、夢がないなぁ、もう・・・・・なんてね。

センニチコウは暑くて乾燥した場所を好み、もともと水分も少な目な花なので、大昔からドライフラワーとして加工され、長く長~く楽しまれてきました。ドライフラワーになっても、咲いていた時と同じ発色を保ち続けたという所が、どエラい花なんです。

そんな全然枯れない花の花言葉には、不変・不滅のメッセージが込められています。



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センニチコウの花言葉

『色あせぬ愛』
『変わらぬ愛』
『終わりのない愛』
『永遠の恋』
『不死』
『不滅』
『不朽(ふきゅう)』

花言葉の由来

百日紅よりも長く咲いているから千日紅

本当に1000日間色あせないのか、あるいはそれ以上なのか、検証の程はさておき、日本でもドライフラワーがポピュラーになってから、1000日間説がまことしやかにいわれるようになりました。

実際、熱帯地方原産のセンニチコウが日本に入ってきたのは、江戸時代です。

当時、日本ではサルスベリが花期の長さでは有名な花で、100日以上咲くから「百日紅」の字があてがわれていました。センニチコウは、それよりも長く咲いていたため、「千日紅」になったといわれています。

外来種ですが、日本の気候にも順応して、初夏から晩秋まで、鮮やかな紅紫や白などの花を咲かせ続けました。丸いかんざしのような見た目も可愛がられ、園芸種として各地に広まっていきました。

そして、なかなか枯れずに、いつまでも美しい花が楽しめる特徴から、“終わらない”ことの象徴となり、上記の花言葉が生み出されました。

長く美しく咲いていたのは、実は花じゃなかった!?

センニチコウとキバナセンニチコウ

センニチコウの仲間は世界で100種ほどの野生種が分布しています。が、園芸種として栽培されているのは、

  • センニチコウ(一年草)
  • キバナセンニチコウ(多年草)

の、2種類だけです。

見た目はどちらもほぼ同じで、キバナセンニチコウのほうがやや背丈が大きくなります。

濃淡の紫、白、ピンク、深紅など、花色がいくつもあるセンニチコウに対し、キバナセンニチコウは、花色のバリエーションは少な目です。しかし、一年草にはない朱色に近い赤色やオレンジ色の品種があり、特にドライフラワーは赤花の人気が高いです。

赤花の品種は「ストロベリー・フィールズ(フィールド)」と呼ばれており、花畑を遠目に見ると、確かに一面のイチゴ畑が広がっているように見えます。

本当の開花期間はたったの1週間

キバナは黄色の花のことです。赤花だけど、黄花です。

20世紀になってから北アメリカから渡ってきたキバナセンニチコウの花色は、本当は黄色なんです。そして、江戸時代からある日本のセンニチコウの花色は多くが白か黄です。

実は、かんざし型の紫やピンクや赤の丸いやつは、花だけど花じゃないんです。

私たちが花びらだと思っている色鮮やかなところは、蕾を包んでいる「苞(ほう)」または「苞葉(ほうよう)」という部分になります。本当の花は、苞葉の中に包まれた内側に咲きます。

センニチコウを上から見ると、白い星型の小さな花が、苞葉の中に挟まって咲いているのがわかります。

センニチコウ


キバナセンニチコウも、アップで見ると黄色い花が飛び出していることが多いです。

キバナセンニチコウ


苞は散りませんから、長く咲いているように見えますが、本当の花は、たくさんの苞葉の下で、順番に咲いては散っており、ひとつひとつの花の実際の開花期間は5日から長くて10日くらいです。

「なんだあ、全然不朽じゃないじゃん。うそつき!」

なんていわないでください。勝手に花だと解釈していたのは人間ですから。

だいたい苞葉だって、茶色く枯れずにいつまでも鮮やかな色を保っているのは立派なものじゃありませんか!!

不朽の花は、苞の不屈の頑張りのたまものだったのです。

センニチコウ、やっぱり凄いよ!


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。