冬の花の花言葉

サザンカの花言葉/極寒に咲く健気で謙虚な花。でもツンデレ!?

Written by すずき大和

サザンカはツバキ科ツバキ属の中にある250種類ほどの品種の中のひとつです。

日本が原産といわれ、中世以前の時代から園芸種の栽培が盛んに行われてきました。交配によって多種多用の種類が生み出され、現在では300種類以上のサザンカがあるといわれています。

真冬の厳寒期にたくさんの花をつける椿の仲間は、濃い緑色の葉を持つ常緑樹です。寒さに耐え、赤や白の花を咲かせている姿は、凛として立つ強さや潔さを感じ、また、鮮やかな花色であっても、雪の中にたたずむ姿は控え目ではかなげに見えるようで、花言葉にもその辺の印象が表れています。



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サザンカの花言葉

サザンカ全般の花言葉

『困難に打ち勝つ』
『ひたむきな愛』

色別の花言葉

赤花の花言葉

『謙遜』
『無垢』
『理性』
『あなたが一番美しい』

白花の花言葉

『愛嬌』
『理想の恋』
『あなたは私の愛を退ける』

ピンクの花言葉

『永遠の愛』

サザンカってどんな花?

椿とサザンカは日本発の人気園芸種

江戸時代に日本を訪れた西洋人によって、椿もサザンカもヨーロッパに伝えられました。中国原産の種もたくさんありますが、日本の品種の人気が高く、西洋式ガーデニングにもたくさん取り入れられています。

19世紀にはガーデナーの間に一大“椿ブーム”が起き、西洋で独自に品種改良された新種もたくさん生まれました。現在では、日本だけで1000種類、全世界で6000種類の椿の仲間の園芸種があるといわれています。

サザンカの花言葉は日本だけ

海外のガーデニング界では、今も日本原産の椿は有名で人気があります。

日本原産のヤブツバキの学名は、「カメリア・ジャポニカ(Camellia japonica)」

同じく、サザンカの学名は、「カメリア・サザンカ(Camellia sasanqua)」です。

西洋での花言葉は、椿の仲間全般に共通しており、サザンカもそこに含まれています。全体的にも色別の意味でも、サザンカ特有の花言葉はありません。

一方日本では、同じツバキ属でも、サザンカだけは、花期や花や葉の形などいくつか特徴が違うので、椿とは別の種類として認識されています。椿とサザンカの交配種も多く、見た目だけでは区別がつかないものもありますが、間違えると必ず誰かが指摘してくれます。基本的に、名前も花言葉も一緒にまとめられることはありません。

サザンカとツバキの見分け方


花言葉の由来

和と洋のニュアンスの差

寒さに耐えて咲く鮮やかな花色の花を見て、日本人と西洋人は感じ入るところが若干違うようです。

日本の椿全般の花言葉は、

『控え目な優しさ』
『誇り』

ですが、

例えば英語では

『敬愛(admiration)』
『完全・完璧(perfection)』

です。

寒さに抗う強さや凛とした雰囲気を称える意味合いは同じですが、

  • 日本人は、控え目な謙虚さを感じ
  • 西洋人は、強くしっかりとした自己主張の花、と見ていることが感じられます。

そして、サザンカの花言葉は、椿と同じく寒さの中でたたずむ花の姿に打たれる気持ちを表していますが、より日本人の好む理想の人間像が反映されているような印象があります。

強く健気に咲く印象の花

サザンカ全般の花言葉は、

『困難に打ち勝つ』
『ひたむきな愛』

です。

ね、地味に黙々と進む人の強さのようなものを感じませんか。不言実行を美徳とする日本人が好みそうです。

矛盾している色別の花言葉

たくさんの種類があるサザンカの花、色別になると実にたくさんの花言葉がついています。

不思議なことに、赤にも白にも、よく見ると正反対の意味になりそうな花言葉があります。

1,赤花の花言葉

『謙遜』
『無垢』
『理性』

決して前に出ず、黙って立つ謙虚さを感じます。

が、一方で、やたらストレートに賛美する花言葉もあります。

『あなたが一番美しい』

これ、全然謙虚じゃなさそうですよね。

2,白花の花言葉

『愛嬌』
『理想の恋』

愛嬌というのは旧来の女性の理想像のひとつです。

年配者がたまに「女は愛嬌」っていうの、聞いたことありませんか?

赤色に強さを感じた日本人は、対比する白には癒しや愛嬌を感じたようです。

それなのに、一方で、なかなかシビアで冷たい花言葉もあります。

『あなたは私の愛を退ける』

理想の恋なのに、嫌われてしまうことを予測しているのでしょうか?

サザンカは、相手への愛の告白に相応しいと喧伝する花言葉サイトもありますが、白いサザンカをプレゼントされたら、いったいどういう意味と受け取ればいいのか悩みそうです。

3,ピンク色の花言葉

『永遠の愛』

「あなたが一番美しい」と褒めたたえる赤い花

でも「愛を退ける」と文句をつけるかのような白い花

その中間が、なぜ永遠の愛にいきつくのか・・・これもまた、解釈が難しいです。

サザンカの強くたくましいさまが、非の打ちどころのない美しさをもちながら、取り入る隙も見せてくれない感じに映るのかもしれません。そんな凛々しい赤い花が、ちょっと緩んでピンクになってくれたら、ちょうどいいツンデレ具合で、魅力的になる!ということ?

一生ついていきたくなってしまうほど虜になりそう・・・なのかな?

なんて、いろいろ想像を巡らせてしまうサザンカの花言葉・・・。

案外地味でも控え目でもない、面白い花のような気がしてきました。


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。