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ブバルディアの花言葉/花嫁の花は、大切な人に贈る「親交」の印

Written by すずき大和

ブバルディアって、一般にはあまり耳慣れない花名ですね。

温室栽培の切り花がほぼ通年で出回っており、

筒形の小さな花がたくさん集まって咲く姿がとても可愛らしく、

先が4つに割れて花開いている形が十字架のように見えるので、

“花嫁さんのためのウェディングブーケ”

には、必ずといっていいほど入っている、白い小さなジャスミンのような形の花です。

というと、「ああ、あの花か」と思う人も多いのではないでしょうか。

花言葉は、人と人の交わりを大切に、前向きに生きる印象の言葉が多いようで、なるほど、結婚式に相応しい印象です。



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ブバルディアの花言葉

『交わり』
『交際』
『交流』
『親交』
『夢』
『羨望』
『情熱』
『憧れ』
『不屈の精神』

ブバルディアってどんな花?

メキシコから中南米原産の花の改良種

ブバルディアは、亜熱帯寄りの温帯地方で栽培されることが多い園芸種です。

元々は、メキシコや中南米で見られた野生の原種30種ほどを、中世のヨーロッパで多くの人の手によって、繰り返し交配させながら作り出された庭木の低木です。

寒さに弱いので、日当たりのいい広い庭に植えられていることが多く、元祖欧風ガーデニングの栽培種のひとつでした。

花名のブバルディアも、17世紀のフランス王ルイ13世の主治医であり、王室庭園長だった

「シャルル・ブバール(Charles Bouvard)」氏

の名前からとって命名されたといわれています。

品種改良で生み出される多数の新種

多くの園芸家たちの研究開発の努力によって、多くの品種が生み出されました。現在約50種あります。

一重咲きだけでなく、八重咲きのものもあり、色も白以外に赤やピンク、オレンジ、マゼンダなどいろいろあります。中には花びらが5枚、6枚に割れているものもあります。

現在もなお、交配を繰り返しながら、“ハイブリッド”と呼ばれる新たな種類が毎年生まれており、人工交配の賜物のような花となっています。

花言葉の由来

「交わり」の意味をもつ花言葉

これまでたくさんの交配種が生まれてきたので、「交わり」を大切にする意味の花言葉が多くつけられています。

『交わり』
『交際』
『交流』
『親交』

“他者同士の結びつきの象徴”を示す意味合いを持つことが、

「花嫁の花」として選ばれる所以のひとつです。

園芸家の努力の積み重ねで生まれた花

多くの園芸家たちの、長きに渡るたゆまぬ努力の末に、現在の多くの種があるので、欧米諸国では、その注がれてきた思いを象徴するような花言葉もあります。

『夢』
『羨望』
『情熱』
『憧れ』
『不屈の精神』

など、

庭師たちの熱い気持ちがほとばしるような言葉ですね。

似ているものにちなんだ別名がユニーク

ジャスミンと似ているけれど、全然違う種類

“枝分かれしたひとつの茎から八方に広がるように、たくさんの花が付き、ひとつひとつの花は、筒状の花びらの先っぽが割れて、ラッパのような形をしている”

こういう形の花は案外多く、ちょうど秋から冬にかけて、同じような時期に咲く「ジャスミン」の白い小さな花とも大変よく似ています。ジャスミンはモクセイの仲間、ブバルディアはアカネの仲間で、種類が全然違うんですけどね。

「ジャスミン」

ジャスミン


「ブバルディア」

ブバルディア


しかし、ブバルディアの花にはジャスミンほどの強い芳香はなく、種類によっては多少香りが感じられるものもありますが、ジャスミンとはまた違っています。ジャスミンの香りはどうも苦手・・・という人でも、ブバルディアは「全然、平気!」の場合が多いです。

バラや蘭など、主役となる花の強い香りの邪魔をしないところも、ブーケに足す花として重宝しています。やはり、周りとの交友関係を大事にする花のようです。

つぼみの形がアレにそっくり

ブバルディアは、昭和のはじめ頃に日本に入ってきて、大島などの南国で栽培されるようになりました。

つぼみの形が、南海で捕れるアサヒガニのにゅっと飛び出している目にそっくりなので、

「カニノメ」

という通称で呼ばれることもありました。


また、香辛料として使われる「クローブ」は、「ちょうじ(丁子・丁字)」という和名の植物の花のつぼみを干したものです。ちょうじの花も、細長いラッパ状の小さな花で、ブバルディアとよく似ています。

そのため、ブバルディアの和名は

「カンチョウジ(管丁字・寒丁字)」

になりました。


クローブ


ちょうじもまた、ブバルディアとは科目が別の品種です。

親戚とはいえない遠い種とも、なんとなく似ているブバルディア、他人の空似も

“別種ともすぐに仲良くなる花”

というフレンドリーな性格を表すというのでしょうか・・・。

なかなか健気なやつですね。(笑)


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。