冬の花の花言葉

アロエの花言葉/なかなか咲かないけど咲いたら嬉しい万能薬の花

Written by すずき大和

アロエといえば、昔から、洋の東西を問わず世界各地で、民間療法の万能薬のように重宝されてきた植物です。

肉厚の葉を切り開いて、内側の半透明のゼリー状のところを、火傷や傷、虫さされなどに貼って外用薬にしたり、胃腸や血圧を整える内服薬として使われたりもしてきました。美肌・美白効果にも優れると、女性の愛好家もたくさんいます。

アロエは花が咲かない印象がありますが、サボテンと同じで、条件がいいとたまに花をつけます。花言葉もちゃんとありますよ。



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アロエの花言葉

日本の花言葉

『健康』
『万能』
『迷信』

西洋(英語)の花言葉

『苦痛(bitterness)』
『悲観(grief)』

アロエってどんな花?

サボテンの仲間の多肉植物

腕のように八方に伸びる太くて細長い分厚い葉の表面は、確かにちょっとサボテンに似ています。肉厚な葉や茎の内側に、水分や栄養をたくさんため込んで、荒地の環境で自生しているこれらの植物は、まとめて

「多肉植物」

といいます。アロエもサボテンもこの仲間です。

薬の代わりになるのはキダチ・アロエ

日本で自生しているものは、ほとんどが「キダチ・アロエ」です。初心者にも育てやすく、放っておいてもどんどん増えて大きくなります。昔から世界で外用薬として使われてきたのはこのアロエで、今も大勢が自宅で栽培しています。

これは、たまに、冬場に大きな赤い花をつけます。

キダチ・アロエ


食用はアロエ・ベラ

キダチ・アロエの葉は食用にもなりますが、大変苦くて美味しくありません。

ヨーグルトに入れたり、刺身にしたりして、一般に食べられているのは「アロエ・ベラ」です。キダチ・アロエより大きくなる種で、国内でも食用にたくさん栽培されています。保湿効果も高く、化粧品の原料にも使われます。

寒さに弱いアロエ・ベラは、冬場は屋内の日当たりがいい所で育てる必要があります。夏場に黄色い花が咲く種ですが、とてもデリケートなため、自宅栽培で花がつくことは珍しいです。

花言葉の由来

効能がそのまま花言葉

『健康』
『万能』

古代エジプトのクレオパトラも愛用していたアロエ、日本でも別名「医者いらず」ですから、花言葉もそのスグレモノイメージそのまんまです。

前述のとおり、花自体が珍しいので、種類別に細かくいろいろな意味はなく、アロエの花全般に共通する花言葉になっています。

イミシンな花言葉

もうひとつの花言葉は『迷信』です。

こんなにも民間医療に使われてきた歴史が長く、信頼も厚い薬草なのに、どうしてこんな花言葉がついたのか不思議です。

一説によると、民間療法の中には、マユツバもの情報も多くあるので、

「自己判断で民間療法だけに頼ってないで、ちゃんと医者に行きなさい」

と、戒める意味ではないか?という人もいますが、真相は定かではありません。

ちなみに、薬効が認められるアロエは以下の3種です。

  • キダチ・アロエ
  • アロエ・ベラ
  • 南アフリカで栽培されている通称「ケープアロエ」と呼ばれる医薬品原料用のアロエ

鑑賞用のアロエをキダチ・アロエのように貼ったり食べたりしても、同じ効能はほとんど認められません。

知らずに試して、

「なんだ、アロエが医者いらずってやっぱり迷信なのかー」

なんていわないように!

西洋の花言葉

『苦痛』『悲観』

世界中でアロエの薬効は認められてきましたが、西洋でのアロエの花言葉はなんだかマイナスイメージ・・・・欧米人のアロエの花イメージは、あまりよくないのでしょうか。

茎や葉の薬効は評価しているのに、なぜ花が悪印象なのか?

  • 「苦い薬だから」
  • 「トゲのある植物は嫌われるから」

などと解説する人もいます。もしかしたら、咲くといいな~と期待しながら、なかなか咲かない花を待ちわびることに落胆した人がつけた花言葉かもしれません。

最近流行!鑑賞用小型アロエ

小型で育てやすくおしゃれなアロエ

キダチ・アロエやアロエ・ベラは、昔からなじみのある種類ですが、大きくなるので、最近は屋内でも育てやすい小型の種類を鉢植えにしたものが、観賞用としていろいろ出回っています。

鑑賞用のアロエは、表面に斑点などの模様が見られたり、トゲトゲの部分が白っぽくなっていたりして、ビジュアル的にもおしゃれな感じのものが多いです。寒さに強い種が多く、軒先に出しっぱなしで放っておけるので、育てやすいです。

種類によって、赤、オレンジ、黄色、ピンク色などの花を、それぞれ決まった季節に咲かせますが、やはり毎年必ず咲くわけではありません。

必ず花を咲かせたい人にオススメ

葉の模様がきれいな種類ほど人気がありますが、どうしても花を見たい人は、実は比較的花が付きやすい種もあります。

和名「慈光錦(じこうにしき)」という種類は、トゲのない幅広の葉をしていて、アロエらしくありませんが、春にサンゴ色の花を咲かせることが多いです。「くちびるアロエ」という別名を持ち、ちょっと艶めかしい印象の変わり種です。

アロエ慈光錦


白い斑点模様と、葉先にいくほど緑が濃くなるグラデーションが美しい「千代田錦(ちよだにしき)」も、比較的花が付きやすく、やはり春にピンク色の花をつけます。鑑賞用小型アロエの中では人気の種です。

アロエ千代田錦


鑑賞用アロエは薬効がないのに、花言葉は同じ『健康』『万能』です。

直接医薬品的効果はなくても、花が咲いたら、健康祈願の縁起物にはなりそうです。


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筆者情報

すずき大和

花に心があったら、自分の花言葉についてどう思うだろう?と、変なことが気になる変わった子供が、成長してライターやってます。花言葉の由来をヒモ解いていくと、花より人の心が見えてきます。花言葉を添えて花を贈るなんて、日本人にはハードル高い行為ですが、まあとりあえず、のんびりウンチクを楽しんでもらえれば幸いです。